2017年3月22日水曜日

【症例検討】就寝時〜起き始めの痛み



from 松尾 尚輝
治療院のデスクから、、、
BGM:R.O.D(G-DRAGON)



本日もブログをお読みいただき本当にありがとうございます。



ご質問をいただきました。



寝起きに激しい腰痛となり、ソファーに浅く腰掛け、クッションを背もたれの間に置くと
楽とのことだったので、その状態で疼痛誘発動作をかけたところ大腰筋がDでした。

座位のまま大腰筋にアプローチしていましたが残りの3/10が取れなかったので
内側クロスポイントを刺激したところ楽になっていったということでしたが、

それから一週間後
就寝時から腰痛が発生し、寝起きの時には腰痛がピークになっているということで
どうしたら良いですか?



というご質問でした。



ありがとうございます。



まず私がここまでの話を聞いて気になる点としては
就寝時から寝起きが痛い、大腰筋がD、内側クロスポイントを刺激すると楽になる。

です。


まずこのような症例に対しては私の場合、2つのパターンを推測します。


一つ目が、筋骨格系の問題
もう一つが内臓系の問題
です。


ではまず筋骨格系で考えると、
まず疑うべき筋としては大腰筋ですね。



なぜかというと寝る時から起床時に痛みがあるということであれば、
おそらくその時間の中で腰椎の前弯が助長され腰に痛みが出ていることが考えられます。



そしてもう一つ疑うべき筋として大腿直筋があります。



大腿直筋は下前腸骨棘という骨盤の一部から付着し膝蓋腱となります。



ですのでこの筋が硬くなると、骨盤を前傾させてきます。



そうなると腰椎前弯が助長され、腰に痛みが出ることが考えられます。



次は内臓系によるものですが、
注目すべき臓器は腎臓肝臓です。



これら二つの共通点としては臓器内の血液量が多いということがあります。



そして人は心臓や、肺、いろんな臓器や筋を使って血液を体内で循環させていきます。



しかし就寝時から寝起きまでの間というのは呼吸や心臓などの臓器以外は基本的に
おやすみモードに入ります。そうなると腎臓や肝臓がうっ滞を起こしてしまい、
通常の位置より下方に行きます。



そして腎臓、肝臓は大腰筋とつながりがありますので
これらの臓器が下方に行ってしまうと大腰筋の硬さを作ってしまいます。



となると、これらの臓器が硬くなることで大腰筋が硬くなって
寝ている時に腰椎の前弯を助長し、腰に痛みを起こすことが考えられます。



ですのでこの症例の場合は内側クロスポイントを刺激すると楽ということだったので
腎臓が関わっている可能性があります。



しかし、私が引っかかるのが、痛みが日中はどうなのか?
ということです。



もし就寝時は痛みがあるが、起きて行動していると
痛みがそのうち引くのであれば肝臓を見る必要があると思います。



なぜかというと先ほどいったようにうっ滞を起こしてしまい、硬さを作るからです。



そしてチェックしてほしいのが
・間食や偏食はないか
・アルコールの摂取頻度と量
・薬、サプリメントの服用量
・肝臓疾患を持っていないか?
・日中は動いている分は痛くないのか
です。



これらに異常があると非常に肝臓の可能性が高いです。



話をまとめると
①就寝時〜寝起きの痛みは筋骨格と内臓の2パターンの視点から見る
②筋骨格系であれば大腰筋、大腿直筋。内臓であれば肝臓と腎臓を見る
③各チェック項目に当てはまる場合は肝臓が怪しい。



となります。



いかがでしたでしょうか?




文章だけでは分かりづらい部分もあったと思いますので、就寝時と寝起きの痛みについて詳しく知りたい、という方は下に動画がありますので確認してみてください。


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本日もご覧いただき本当にありがとうございました。



ー松尾 尚輝




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